フォトログをはじめよう

写真が好きだ。そう思い始めてからもうどれだけ経っただろう。

始めたころは全然何にも考えていなかった。
デジタル全盛期。ただの遊び・・・。ただの記録・・・。
撮ることだけが好きで意味も無くシャッターを押していた自分。撮ったきりで何にも見返していなかった。「なんとなく撮った」モノが溜まっていき、プリントやレタッチを無機質に行っていた。まるで作業・・・。思い出も何もかも作業・・・。
そんな自分に嫌気が差して、「自分にとって写真ってなんだ?」って。
解らなかった。
そんな私はある日「銀塩」に出会った。「大昔の自分」に出合った。長野の実家でのこと。
銀塩一眼で最初のフィルムを現像した時、初めて感じた。
「私の財産」「私の思い出」「私の生きた証」
残したい・・・。

写真についていろんなことを勉強した。そのうちに昔撮ったコンパクトデジカメやデジ一の写真も「思い出」として受け止められる様になった。
こんなスタートラインにたどり着くまでに失ったものは大きいけれど、やっと気づけた大切なモノ。
さあ、始めよう。自分が一番好きな時間を。写真という私だけの時間を・・・。